独VW（フォルクスワーゲン）とダイムラークライスラーは5日、北米市場向けのミニバンで提携したと発表した。ダイムラークライスラーのクライスラー部門の次世代モデルをベースに共同開発し、生産もクライスラーの北米工場で行う。
両社は8日にデトロイトで開幕する北米自動車ショー（デトロイトモーターショー）で契約に調印する。生産開始は2008年からで、VWブランドは4万台前後の規模と見られている。
VWは米国市場で、好調な日本大手3社と対照的に販売不振が続いている。昨年の販売台数は前年に比べて12.5％も減少、米国事業は赤字に陥っている。クライスラーとの提携で早期に商品力の強化を図る狙い。
