2日午前、岐阜県岐阜市内の幼稚園敷地内で、頭から血を流した高齢の男性が倒れているのを出勤してきた職員が発見、警察に届け出た。男性はひき逃げされたものとみられるが、直接の死因は凍死だった。
岐阜県警・岐阜北署によると、警察が事件発生を認知したのは2日の午前10時ごろ。岐阜市福光西付近にある幼稚園の職員から「高齢の男性が頭から血を流し、幼稚園の敷地内に倒れている」との通報が寄せられた。同署員が現場に急行。倒れている男性を確認したが、すでに死亡していた。
その後の調べで、死亡したのは近くに住む78歳の男性と判明した。幼稚園に隣接する市道交差点には男性のものと思われるサンダルが落ちており、血痕も確認されている。直接の死因は凍死で、クルマにはねられて身動きが取れないまま、死亡したものとみられる。この日の朝は気温が氷点下になっていた。
男性は未明から早朝に掛けて飼い犬の散歩に出かける習慣があったが、倒れていたときは部屋着のままで、犬もいなかった。警察では男性が外出しようとした時間帯や、動機などについて引き続き調べを進めている。