ノーブルの流儀は「V6ターボ・ミッドシップ」

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ノーブルの流儀は「V6ターボ・ミッドシップ」
ノーブルの流儀は「V6ターボ・ミッドシップ」 全 4 枚 拡大写真

英国の少量生産スポーツカー市場で、数多くのスポーツカーやレーシングカーの設計に携ってきたリー・ノーブル。彼が1998年に設立した自分の会社で思い描いたのは、十分なパワーと信頼性を備えたエンジンと軽量なボディを持ち、毎日気兼ねなく乗れて、週末にはレースに出られるクルマだ。

プロトタイプの「M10」から生まれた市販バージョンの『M12』は、英国の専門誌においてポルシェ『911・GT3』やBMW『M3』、あるいはTVRに匹敵するか、それ以上の性能があると認められた。

『M400』はM12をさらに高性能にしたモデルだ。エンジンは同じフォード製V6ツインターボだが、ブースト圧を0.85barに高めたことで、出力は21%増の425bhp、トルクは11%増の53.93kgmにまで向上した。増大した負荷に対処するため、鍛造ピストンの採用や冷却系の強化がぬかりなく行われている。

全長は4089mmと短いが、幅は1885mmとワイドで、全高は1143mmとかなり低い。実車は、一回り大きくなったロータス『エリーゼ』、というより、同じロータスでも『エスプリ』のサイズ感に近い。M12で定評のある高いコントロール性と限界性能、快適性を確保するため、足回りの設定はニュルブルクリンクや4ポストテストリグによって入念に行われている。

1060kgという車重は、この日、同じ場所で発表されたTVR『サガリス』より約20kg軽い。TVRがこだわる自然吸気の直6・FRという古典的なレイアウトに対して、ノーブルはV6ターボ・ミッドシップという現代的なパッケージングで究極を目指す。日本での販売価格は1449万円とまさにポルシェのGT3並みだが、英国では半年待ちのバックオーダーとのことだ。

《丹羽圭@DAYS》

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