【トヨタ bB 新型発表】エンジン2機種、動力性能的に差は小さい

自動車 ニューモデル 新型車
【トヨタ bB 新型発表】エンジン2機種、動力性能的に差は小さい
【トヨタ bB 新型発表】エンジン2機種、動力性能的に差は小さい 全 2 枚 拡大写真
クラブのノリが身上という新型トヨタ『bB』(12月26日発表)だが、走りの性能は決しておろそかにされていない。エンジンは1.5リットル、1.3リットルの2機種で、いずれも1トン強と比較的軽いボディを軽快に走らせるだけの実力を持っている。

1.5リットル直4の「3SZ-VE」型はダイハツの手による新開発エンジン。ボア(シリンダー内径)72mmに対してストローク(ピストンが上下する距離)が91.8mmという、かなりのロングストロークで、エネルギー効率を重視した設計。最高出力109ps/6000rpm、最大トルク14.4kgm/4400rpmと、性能的にも充分だ。10-15モード燃費は16.0km/リットル。

1.3リットル直4は、ベースモデルである『パッソ』に搭載されているダイハツ製「K3-VE」。bB向けに専用チューンが施されており、最高出力は2ps増の92ps、最大トルクは0.1kgm減の12.5kgmだ。

変速機はトヨタお得意のスーパーインテリジェント4速ATの1種類のみで、1.5リットルにはクルージング重視のハイギヤード、1.3リットルには加速重視のローギヤードの最終減速ギアが組み合わされる。このため、動力性能的には両エンジンの差はスペックほどには大きくないものと思われる。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. 24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
  4. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
  5. ホンダ『S2000』も復活!? 新型『プレリュード』にチラつくロードスターの噂
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る