富士重工業(スバル)の竹中恭二社長は13日、東京で記者会見し2006年の販売計画などを発表した。世界販売(海外は出荷ベース)は05年比で0.4%増の59万9000台と、ほぼ横ばいの計画。
国内は0.3%増の25万9000台で、内訳は登録車が7%減の10万1000台、軽自動車が5.6%増の15万8000台としている。軽自動車は夏までに「第4の乗用車」(竹中社長)となる新モデルを投入し、登録車の落ち込みをカバーする狙い。
海外は0.5%増の34万台と、微増ながら05年に続いて過去最高を目指す。主力の米国のほか、昨年約10%の伸びを達成した欧州での販売増に取り組む。竹中社長は「今年は中期計画(FDR-1)の最終年度に入る年。苦戦を強いられているが、堅めの計画であり確実に達成したい」と述べた。