スズキの鈴木修会長は20日東京で記者会見し、軽自動車需要について過去最高だった昨年の192万台レベルが「限界」と述べ、2006年は「192万から193万台と横ばいで推移する」との通しを示した。
軽自動車販売好調の背景として鈴木会長は「かつての『軽でもいい』という時代から『軽で十分』と評価される時代になった」と指摘した。また、競合相手と目される登録車のコンパクトカーとは、すでに「棲み分けができてきた」と分析、「(軽市場は)200万台には到底行かないだろう」と述べた。
スズキとしては「女性から高齢世帯まで幅広いニーズに対応できるクルマづくりを進めていきたい」と、昨年まで33年間続けているトップの座のキープに意欲を示した。