【トヨタRAV4 創った人】その3 シンプルな操作が一番…佐藤通彦チーフエンジニア

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【トヨタRAV4 創った人】その3 シンプルな操作が一番…佐藤通彦チーフエンジニア
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『RAV4』のチーフエンジニアを務める佐藤通彦さんに「新型RAV4のライバル車は?」と訊ねたところ。「やはりホンダ『CR-V』ですね。日産『エクストレイル』は少し、イメージが違うと思います。でも、現状で一番のライバルは、先日発売された三菱の『アウトランダー』でしょう」と答えてくれた。

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確かに10月に発売されたアウトランダーと11月にフルモデルチェンジした、新型RAV4は真っ向からぶつかることになるだろう。奇しくも2.4リットルという排気量や、CVTを採用しているところも同じだ。おまけに4WDのシステムも、同じ会社のものが使われている。

佐藤さんは「確かに4WDのシステムは同じものですが、制御に関してはそれぞれ独自で開発しています。RAV4の場合は、アクティブトルクコントロール4WDを採用し、路面状況や走行状況に応じた、きめ細かい駆動力配分制御を行っています。つまりRAV4の場合は、クルマに任せておけば、駆動力配分は全て自動で行ってくれるのです。そのほうがスイッチで切り替えるよりもラクだと思います」

「CVTにも7速シーケンシャルモードを用意していますが、RAV4はパドルシフトを採用せずに、シフトレバーだけの操作といたしました。やはり操作系はシンプルな方が、扱いやすいと思います」説明する。

対するアウトランダーの4WDは、運転席のダイヤルでFF、AUTO、LOOKの3種類のモードから、ドライバーが駆動方式を選択するシステムを採用している。CVTにも大型のパドルシフトが備わり、エンジン回転をコントロールできるようになっている。どちらのシステムが適しているかは、一概にはいえず、あとはドライバーの好みの問題になるだろう。

佐藤さんのクルマ作りは、こだわるところには徹底的にこだわり、ユーザーにあまり使われないモノは潔く諦めるという、よい意味での取捨選択が上手くできているように思える。その結果、これだけ進化した3代目RAV4を、価格を上げることなく、提供することができたことに違いない。

《岡島裕二》

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