ママのための軽自動車、新型スズキ『MRワゴン』。その開発では、「たとえば保育園に行って、クリニックを行いました」とスズキ商品第二カーラインのチーフデザイナーの結城康和氏は語る。
「4歳児に実際に乗り降りをしてもらい、乗降性を検証しました。その結果リアドアの子供も足をかけやすい大きなサイドステップ、子供がつかみやすい長くて大きなアームレストを実現させました」
「またチャイルドシートに子供を乗せる時に、ママの頭がぶつからないよう、リアドアの上部を後方まで伸ばし、広く開くようにしています。リアドア開口角度も66度から新型は80度に広げました」
「ママは荷物が一杯です。収納も助手席シートアンダートレイ&ボックス、インパネスライドボード、リッド付きインパネなど、盛りだくさんです。でもそれらも、家具やシステムキッチンのデザインを参考にしながら、使用時には面がそろい整然としつつ、収納時には主張しない形にデザインしました」
新型MRワゴンは個性的なスタイリングでありながら、きちんとID(インダストリアルデザイン)をしたクルマなのだ。