【インプレ'05】下野康史 レクサス『GS』ハイテクぶりは欧州プレミアムも太刀打ちできず

試乗記 国産車
【インプレ'05】下野康史 レクサス『GS』ハイテクぶりは欧州プレミアムも太刀打ちできず
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試乗した『GS』430には184万円のオプションがついて、総額814万円にもなっていた。メルセデス『E350』やBMW『530i』より高い。けれども、6気筒のライバルに対して、こちらは『セルシオ』譲りのV8。車線内走行を監視してくれるレーン・キーピング・アシストのようなハイテク安全装備なども独壇場だ。

800万円超のクルマだから、悪いわけがない。18インチホイール+“ヨンマル”のせいか、乗り心地の洗練がいま一歩かと思ったが、不満はそれくらい。ドイツ製ライバルと比べれば、エンジンはBMW、乗り心地はメルセデス、操縦安定性と、ひとクラス上のスペックや装備という点では、レクサスが光る。

でも、感動はなかった。鬼アシのスゴいセダンをつくったなあという2代目アリストのような驚きもなかった。「いろいろ付けると高くなっちゃうから、結局、こっちへ来た」という“レクサス流れ”のお客さんが増えているとは、ベンツ・セールスマンの話。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

下野康史| モータージャーナリスト
自動車専門誌の編集部を経て、モータージャーナリストに転身。現在はクルマ雑誌を始め、週刊誌のコラムなど幅広く執筆活動を行っている。親しみやすい文体のなかに見える、鋭い着眼点や独特の語り口にファンは多い。

《下野康史》

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