【JNCAP2005】最近のクルマは破損がキャビンに及ばない

エコカー 燃費
【JNCAP2005】最近のクルマは破損がキャビンに及ばない
【JNCAP2005】最近のクルマは破損がキャビンに及ばない 全 5 枚 拡大写真

ここ数年はオフセット衝突試験を公開することが多かったが、今回の自動車アセスメントでは固定されたコンクリートバリアに対象車両を正面衝突させるフルラップ衝突が公開された。

試験の対象車両となったのは、2005年秋に発表された日産『ウイングロード』で、運転席と助手席に成人男性ダミー(ハイブリッドIII)を着座させ、シートベルトで拘束した状態で行われる。180m離れた地点からワイヤー牽引によって55km/hまで加速し、そのままコンクリートバリアに正面衝突するようになっている。

試験結果は即日公開とはならず、データ解析の終了を待たなくてはならないが、ドアは両側とも工具なしで開けることができた。フェンダーパネルが食い込んでいるようだったが、その状態でも救出は可能であり、特に問題はないそうだ。

前面部はめちゃくちゃに破壊されているが、フェンダーの部材が効果的に壊れており、衝突による衝撃入力は緩和されているように見えた。車内もエアコンの操作パネルなどが脱落しているものの、こちらも大きく壊れているという印象は感じられない。破損部位はエンジンで食い止められている。フロントガラスも亀裂は入っているが、そのまま原型を留めていた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る