トヨタ、環境負荷を低減する塗装表面処理剤を開発

エコカー 燃費

トヨタ自動車は27日、環境負荷を低減する世界初の塗装表面処理剤を、日本バーカライジングと共同で開発したと発表した。今月下旬から、高岡工場の部品塗装ラインに導入を始めた。

塗装前の表面処理剤は通常、リン酸亜鉛処理剤が使用されているが、数種類の金属が含まれるため、水で洗い流す際、工場での排水処理が必要だった。さらに、副産物としてリン酸鉄が生成するため、スラッジの埋め立て処理が不可欠だった。

新塗装表面処理剤は、ジルコニウム系化合物を主体に、有害性の少ない数種類の金属や有機物を組み合わせ、リン酸亜鉛処理剤と同等の耐食性を確保。同時に塗装の密着性や塗装後の耐久性、仕上がりも、同等以上の性能を確保した。

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る