23日早朝、埼玉県秩父市内の国道140号で、トンネルを出た直後の乗用車が対向車線側に逸脱し、対向してきた普通トラックと正面衝突する事故が起きた。この事故により、乗用車に乗っていた外国人男性2人が死亡。トラックの運転手も軽傷を負った。
埼玉県警・秩父署によると、事故が起きたのは23日の午前5時25分ごろ。秩父市大滝の国道140号で、大峰トンネルの山梨県側出口から出てきたばかりの乗用車が対向車線側に逸脱。対向してきた53歳男性の運転する普通トラックと正面衝突した。
乗用車は衝突によって大破し、クルマを運転していた28歳のブラジル国籍を持つ男性と、同乗の20歳代の外国人男性が頭を強打し、収容先の病院で死亡。トラックの運転手は足などを打撲する軽傷を負っている。
現場はトンネルを出た後の緩やかなカーブ。当時は未明からの降雪もあり、アイスバーンとなっていた。警察ではトンネル内で速度を上げて走行していたクルマが、トンネルを出た直後の凍結路面でハンドルを取られたことが事故の原因ではないかと推測している。