アイシン精機が北海道に進出、脱愛知県を加速

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アイシン精機は、北海道苫小牧市にアルミダイキャスト製品を生産する新会社「アイシン北海道」を設立すると発表した。

同社は北海道の苫小牧市に1992年11月から保有している土地があり、以前から北海道から熱心に誘致されていた。今回、この土地を有効活用して苫小牧市に新会社を設立する。優秀な人材が確保できると判断した。

同社はトヨタ自動車向けを中心とした受注先からの増産対応と、事業体単位での生産の再編をねらいに、生産体制の強化や効率化を進める。

新会社は「アイシン北海道」で、2月末に設立する。資本金は4億9000万円で、アイシン精機が100%出資する。投資額は約100億円。工場を新設して2007年4月からアルミダイキャストを生産する。従業員は2008年には400人とし、2008年度に90億円の売上を計画している。

アルミダイキャスト事業は同社の主要事業の一つで、国内でのグループを含めたアルミダイキャストの生産量は、2005年度約18万トンから2008年度には約22万トンまで拡大する見込み。主力工場である西尾工場の第二拠点として新会社を設立し、生産能力の増強を図る。

生産品は、物流コストなどを考慮して中小型の製品とし、西尾工場の1割程度の年間約1万トンを生産移管する。

同社は現在、国内では愛知県に11の生産工場があるが、愛知県外に進出した生産拠点としては岩手県のアイシン東北、熊本県のアイシン九州に次いで3拠点目となる。

《レスポンス編集部》

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