タクシー強盗、元警官の運転手に一喝されて犯行断念

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1月29日未明、東京都昭島市内で乗客を装って乗り込んだ男にタクシー運転手が襲われる事件が起きた。運転手はナイフを突きつける男を説得。男は約10分後に運転手にナイフを差し出し、その後に駆けつけた警察官に強盗の現行犯で逮捕されている。

警視庁・昭島署によると、事件が起きたのは1月29日の午前4時40分ごろ。昭島市福島町3丁目付近の市道で、61歳の男性タクシー運転手に対し、府中市内から乗客を装って乗り込んだ51歳の男がナイフを突きつけて「カネを出せ」などと脅した。

これに対して運転手は事件発生を知らせる非常ボタンを使うとともに「バカなことをするんじゃない、そんなことは止めろ」と一喝。男は約10分間にも及ぶ運転手の説得に応じ、最終的にはナイフを差し出して犯行を断念。その後に駆けつけた同署員によって強盗の現行犯で逮捕されている。

タクシー運転手は元警察官で、「必死に説得した」と証言している。逮捕された男は当時68円の所持金しかなく、警察の調べに対しては「アパートの家賃を工面したかった」などと話しているという。

《石田真一》

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