冴え渡る冬の夜空にきらめく星のようなキスをしよう。まず最初に、そしていちばん大切なのは相手選びだが、別の機会に譲り、ここではキスの技術面についてのみ述べる。
場所は室内でも屋外でも良いが暗い方がよい。床は乾いたところ、樹脂タイル、フローリングなどがいい。服装は、毛と化繊を重ね着すると効果的だ。足もとは運動靴やスリッパがやはり効果的である。両手を軽く握って肘をおよそ90度に曲げて前後に10回ほど振る。ジョギングのような動作だ。ここまでが準備。
さて、相手の体に触らないように（まだだって）、約60cmの間隔で向かい合って立ち、腰を徐々にかがめて、唇だけがゆっくりと、そっと触れ合うようにすると……、バッチーンと星が飛ぶはずだ。
室内で行なう際は可燃性のガスがもれていないか注意しよう。自動車内でもガソリンがもれて気化して車内にたまっていたりすると、星どころか火柱が立つかもしれない。
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