トヨタ自動車が発表した2005年10−12月期(第3四半期)の連結決算は、売上高が前年同期比14.8%増の5兆3333億円、営業利益が同14.0%増の4822億円となり、増収増益となった。トヨタは第1、第2四半期と営業減益が続いていたが、第3四半期に増益に転換した。
北米やアジア、欧州など、ほぼ全世界的に新車販売が好調で、連結での期中の販売台数は同6.5%増の200万7000台で、大幅な増収となった。収益では、新車販売の増加などで600億円、為替差益が1300億円、原価低減で300億円の増益効果があった。厚生年金基金代行返上益の減少で285億円、諸経費の増加で1322億円があったものの、全体として大幅増益になった。
税金等調整前当期純利益は同43.1%増の6399億円、当期純利益が同34.1%増の3975億円だった。