主要損害保険会社9社の第3四半期決算が出そろったが、それによると、自動車保険料収入は2兆5998億円と、前年同期比1.0%増だった。
ただ、今回の決算は上位4社と下位5社で明暗が分かれた結果となった。というのも、上位4社がすべて前年同期を上回ったのに対し、下位5社はすべて前年同期に比べて自動車保険料収入が減ったからだ。
具体的な数字を上げると、こんな具合だ。ミレアホールディングス6673億円(2.1%増)、三井住友海上保険4471億円(1.9%増)、損害保険ジャパン5126億円(0.7%増)、あいおい損保3597億円(1.2%増)、日本興亜損保2605億円(0.4%減)、ニッセイ同和損保1201億円(0.2%減)、富士火災海上保険1251億円(1.6%減)、共栄火災海上保険498億円(1.4%減)、日新火災海上保険572億円(1.7%減)。
自動車保険の分野でも力のある企業がますます強くなる傾向のようだ。