職務質問の警官、クルマにはねられて負傷

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6日夜、兵庫県神戸市北区内で、不審な行動をしている男に職務質問をしようとした警察官が、この男の運転するクルマに引きずられて軽傷を負う事件が起きた。男は逃走したものの約1時間後に発見され、7日未明に殺人未遂容疑で逮捕されている。

兵庫県警・有馬署によると、事件が起きたのは6日の午後10時40分ごろ。神戸市北区鹿の子台北町付近の市道をパトロールしていた同署・地域課に所属する28歳の巡査が、路上に駐車したクルマの車内から通行人の女性に声を掛けるなどの不審行動をしている男を発見。

職務質問を行うためにクルマの前方から歩み寄ったところ、男はクルマを急発進させた。巡査はクルマにはねられ、ボンネットの上に乗り上げる状態となったが、クルマは巡査を引きずったまま約65mも走行。最終的に巡査はクルマから振り落とされ、肩などを打撲する全治10日間の軽傷を負っている。

クルマは逃走したが、巡査や近くにいた同僚の警官がナンバープレートを目撃しており、これを基に所有者を特定。所有者が友人にクルマを貸していたことも判明した。約1時間後には三田市内で26歳の男を発見。引きずった際の危険を承知していたかのような供述を行ったため、7日未明に殺人未遂容疑で逮捕している。

現場周辺では1月ごろから女性がクルマに乗った男に声を掛けられ、執拗につきまとう事件が続発しており、警察が取り締まりを強化していた。同署では男がこれらの件にも関与していた疑いもあるとして、余罪を含めて厳しく追及したいとしている。

《石田真一》

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