被害総額8億円超、高級車窃盗団を逮捕

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京都、福井、広島、山口の4府県警は7日、近畿エリアを中心に高級車を盗み出し、国内や海外に転売していたとして、盗品等有償譲り受けなどの罪で逮捕・起訴された62歳の女を追送検するとともに、事件に関与した56人を窃盗などの容疑で逮捕・送検した。暴力団員や自動車ブローカーが役割を分担しながら犯行に及んでいた。

京都、山口、福井、広島の4府県警の捜査3課によると、62歳の女を筆頭とするこのグループは1999年秋ごろから京都や大阪など近畿エリアを中心に高級車や重機など「高値で転売可能な車両」に的を絞って盗難を繰り返し、逮捕される2005年11月までの約6年間に約670件(総額約8億1000万円)の被害を出していた。

盗んだクルマは国内の暴力団関係者に転売。国内で流通させることが難しいクルマについては、同車種の廃車体から採取した車体番号を打刻した上、偽造した抹消登録証明書を付けて韓国などに輸出していたとみられている。

このうちの一部の108件(約1億8300万円)について検察は起訴に踏みきっているが、警察では余罪についても厳しく追及。追送検を行っていく方針だ。

《石田真一》

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