国土交通省道路局から2月3日−9日のETCの普及・利用状況の速報が発表された。それによると全国の1日あたりの利用率は、57.7%だった。
道路事業者別にみると、首都高速道路が66.1%と飛びぬけて利用率が高い。当初に掲げていた目標70%に確実に近づいている。次に多いのが、中日本高速道路で60.7%。東名高速や中央自動車道という首都圏と近畿圏、中部圏をつなぐ幹線道路を抱えていることが高利用率につながっている。
次に多いのが、本四連絡高速道路で57%。4位が阪神高速道路で56.7%。首都高と同様に都市高速という存在が利用率を高め始めている。東日本高速道路が55.0%、西日本高速道路が53.4%となっている。
名古屋公社でも50%を超えるなど、2台に1台以上はETCを利用するようになりつつあるわけだ。
また、普及状況は、2月10日で15万2925台。このペースで行くと2月末で40万台を突破し、その場合、3月には累計1100万台を突破することが予想される。