【春闘06】「賃金を上げると競争力が…」と自工会の小枝会長

自動車 ビジネス 企業動向
【春闘06】「賃金を上げると競争力が…」と自工会の小枝会長
【春闘06】「賃金を上げると競争力が…」と自工会の小枝会長 全 1 枚 拡大写真

自動車工業会の小枝至会長(日産自動車共同会長)は、17日の定例会見で春闘について触れ、「賃金をむやみに上げ続けると、競争力が下がる」と強調した。

自動車各社の労働組合は15日、経営者側に要求書を提出したが、今回の目玉はなんと言っても賃上げ。組合側は自動車業界の好業績を背景に賃上げについて強気の姿勢を示している。しかし、経営者側である小枝会長は冒頭の挨拶の中でそれを牽制し、こう語った。

「自動車産業は国際競争が厳しくなってきているし、世界を相手にしている産業。国際社会の中での賃金というのを意識しながら、短期的な考え方に立つことなく対応していかなければならない」

そして、従来通り、成果については賞与や一時金で反映していく考えを示し、「今回の労使交渉では賃金だけでなく、いろいろな働き方、ワークライフバランスを含めていろいろな論議ができることを期待する」と小枝会長は釘を刺した。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  3. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る