【春闘06】「賃金を上げると競争力が…」と自工会の小枝会長

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【春闘06】「賃金を上げると競争力が…」と自工会の小枝会長
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自動車工業会の小枝至会長(日産自動車共同会長)は、17日の定例会見で春闘について触れ、「賃金をむやみに上げ続けると、競争力が下がる」と強調した。

自動車各社の労働組合は15日、経営者側に要求書を提出したが、今回の目玉はなんと言っても賃上げ。組合側は自動車業界の好業績を背景に賃上げについて強気の姿勢を示している。しかし、経営者側である小枝会長は冒頭の挨拶の中でそれを牽制し、こう語った。

「自動車産業は国際競争が厳しくなってきているし、世界を相手にしている産業。国際社会の中での賃金というのを意識しながら、短期的な考え方に立つことなく対応していかなければならない」

そして、従来通り、成果については賞与や一時金で反映していく考えを示し、「今回の労使交渉では賃金だけでなく、いろいろな働き方、ワークライフバランスを含めていろいろな論議ができることを期待する」と小枝会長は釘を刺した。

《山田清志》

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