タクシー運転手が姿を消す---非常スイッチが操作された

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20日朝、福岡県福岡市東区内の博多港で、岸壁付近にエンジンを掛けたまま無人で停車しているタクシーを通行人の男性が発見した。このタクシーは午前4時ごろに非常スイッチを操作した記録があり、警察では姿を消した38歳の男性運転手が事件に巻き込まれた可能性もあるとして行方を探している。

福岡県警・博多臨港署によると、警察が事件発生を認知したのは20日の午前7時ごろ。福岡市東区箱崎ふ頭1丁目付近の博多港岸壁で、車内が無人であるにも関わらず、エンジンが掛けられたままのタクシーを通行人が発見。不審に思って警察に届け出た。

これを受けて現場に急行した同署員が確認したところ、タクシーは料金メーターが作動したままになっており、発見当時には数千円を示していた。しかし、車内や周辺に運転手の姿はなく、シートに血痕のような染みが確認されること、タクシー会社にはこの車両が午前4時ごろに非常灯を作動させるスイッチを操作した記録が残されていることから「事件性あり」と判断。運転者の捜索を含め、捜査を開始した。

タクシー会社によると、このタクシーには38歳の男性が運転手として乗車。午前6時まで勤務の予定だった。車両には位置情報を通知するGPS利用のロケーションシステムは設置されておらず、非常スイッチが操作された時点で「どこを走っていたのか」については不明としている。ただ、発見当時には非常スイッチは切られた状態となっており、何者かが再操作した可能性が非常に高いとみられている。

《石田真一》

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