サテライトラジオ、黒字転換はまだ先

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サテライトラジオ、黒字転換はまだ先
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契約者が600万を超え、一見順調な成長を見せるXMサテライトと、それを追うシリウス。両サテライトの契約者は今年中に合計で1000万を超えると予想されている。しかし加盟者獲得のためのサービス合戦が仇になってか、どちらも2005年第4四半期では赤字の収支となっていることが明らかになった。

シリウスの赤字額は3億1140万ドルで、契約者増と比例するかのように赤字も膨らんでいる。ちなみに現時点でのシリウス契約者数は330万件。またXMも2億6830万ドルの赤字で、一昨年同期の赤字額1億8820万ドルを大幅に上回っている。

加盟者が順調に増加しているのに赤字が膨らむ原因は、より多くの契約を得るためにプログラムを増やし、その番組使用料が経営を圧迫しているためだ。

例えばXMではアメリカで人気のトークショー、「オプラ・ウィンフリー・ショー」を独占的にサテライトで流すため、週1回、30分の番組のために3年間で5500万ドルを支出。またシリウスではモーニングショーの司会として人気タレントのハワー・スタン氏を起用したが、そのギャラは5年間で5億ドル、という天文学的数字。

さらに両社ともに今後サテライトのTV放送も取り込む計画で、アニメチャンネル、スポーツチャンネルなどの奪い合いがすでに始まっている。

シリウスは来年度には黒字に転換となり、2010年には30億ドルの収益となる見込みと強気だが、そもそも加入者の上限があるサテライトラジオという分野で、それだけの収支が見込めるものか、ウォールストリートでも経営を疑問視する声が上がっているという。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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