日産、メキシコのシリンダーブロック鋳造工場をキリウに売却

自動車 ビジネス 企業動向

日産自動車は、メキシコ日産のレルマ工場のシリンダーブロック鋳造生産事業を今年4月までに部品メーカーのキリウに譲渡することで合意したと発表した。法的手続きが完了次第実行される予定で、同工場の土地の一部7万5000平方メートルと建物をキリウに譲渡する。

キリウは、現在同工場で生産している製品の品質を引き続き確保するため、日産生産方式を導入し、メキシコ日産にシリンダーブロックを供給する。競争力を更に高めた製品をメキシコ日産に供給する一方で、物流コストを削減する。

メキシコ日産の宮谷正一社長は「メキシコ日産の事業の一部をキリウに譲渡することにより、グローバルな資源の有効活用を図る。キリウの鋳造技術には定評があり、先進技術の導入により、高品質でより高いコスト競争力を持った製品を供給していただけるものと確信している」とコメントしている。

キリウはこれまで、日産の日本国内および米国などの各工場へブレーキ部品を供給してきた。メキシコ日産へは、2002年よりブレーキディスクとブレーキドラムを供給している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  3. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  4. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  5. 同じレートでも違う? 直巻きスプリングで乗り味が激変する理由~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る