警視庁は23日、関東の1都4県で約2000件の車上荒らしを繰り返していたとして、埼玉県さいたま市内に住む23歳の男と20歳の男(犯行当時19歳)、18−19歳の少年3人をいずれも窃盗の容疑で逮捕した。
警視庁・少年事件課によると、このグループは2005年4月から6月ごろまでの間、関東の1都4県(東京、埼玉、千葉、茨城、栃木)で約2000件の車上荒らしを繰り返し、総額600万円あまりの被害を出した疑いがもたれている。
直接の逮捕容疑は同年6月15日深夜から翌16日未明に掛けての間に東京都足立区伊興2丁目付近の駐車場に侵入し、駐車中のクルマから現金約100万円などが入ったバッグを奪ったというもの。
少年らは特定のメーカーのクルマだけをターゲットとしていた。このメーカーのクルマのはドアのキーシリンダーにハサミを差し込むだけで比較的容易に開錠が可能で、少年らは犯行前に現場近くのコンビニエンスストアでハサミを購入。道具の持ち歩きをしないことで職務質問対策などをしていたとみられている。