2月23日に発表されたホンダの新型軽自動車『ゼスト』。Bピラー部で一段上がったショルダーラインはエクステリアの特徴の一つだが、インテリアにも大きな影響を及ぼしている。デザイナーは「前と後ろの空間の性格を分けた」と語る。
ゼストの車内は全席と後席で印象が異なる。前席はサイドウインドウが大きく、ドアトリムのカラーも明るい色が使われ開放感があるのに対して、後席はサイドウインドウの天地が低くドアトリムのカラーも暗い色が使われている。
ホンダ技術研究所 和光研究所 デザインBスタジオの林彰夫氏は「同じクルマの中でもフロントシートとリアシートでは目的が違ってくる。前席は開放感を、後席は安心感を求める」「リアシートは友達や子供を乗せたりといったドライバーが招待する場所。より包まれ感を強くし“もてなし”や“安心”の空間にした」と語る。
また「『ゼストスポーツ』に関してはスポーティな内容なので前後ともブラック内装とし、クルマの性格に合わせたインテリアとなっている」と語る。