運転手にひき逃げの認識なし、責任問えず?

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25日午前、群馬県伊勢崎市内の市道で男性が大型トラックにはねられて死亡する事故が起きた。警察では当初ひき逃げ事件として捜査をしていたが、この男性の経営する会社へ配送に訪れたトラックの運転手がひいた認識の無いまま移動していたと判明した。

群馬県警・伊勢崎署によると、事故が起きたのは25日の午前5時15分ごろ。伊勢崎市連取町付近の市道で男性が頭から血を流して倒れているのを通行人が発見し、警察に届け出た。倒れていたのは現場近くの会社を経営する60歳の男性で、病院に収容されたが間もなく死亡した。

男性の着衣には大型トラックにひかれたような痕跡があり、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。死亡した男性の会社へ配送に訪れたトラックがあることがわかり、警察ではこのトラックが事件に関与したものとみて行方を捜し、別の配送先を訪れていた男を発見した。

しかし、男には男性をはねたという認識がなかった。死亡した男性は荷降しを手伝っていたが、発進前にすべて終了していた。男性は男がトラックを発進させた際に何らかの理由で近寄り、後輪に巻き込まれたとみられる。警察ではひき逃げの責任を問うのは困難と判断。業務上過失致死容疑で逮捕。事故の詳しい状況についてはさらに調べを進めるとしている。

《石田真一》

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