知人の分まで規制逃れの虚偽登録、5人を逮捕

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埼玉県警は2月25日、「自動車NOx・PM法」の規制から逃れることを目的として、所有する観光バスを規制対象地域外の営業所に移動させていたように偽り、虚偽の車検登録を行っていた吉見町内の観光バス会社を摘発し、社長ら5人を電磁的公正証書原本不実記録・同供用の容疑で逮捕した。

埼玉県警・交通指導課によると、この会社の所有する観光バスには排出ガス中の粒子状物質などを除去する装置が設置されておらず、「自動車NOx・PM法」の対象となって使用ができなくなることから、規制対象外となる越生町内へ2004年10月に営業所を開設。自社のバスをここに移転登録したほか、知人が所有するバスもここで使用しているように見せかけていた疑いがもたれている。

だが、この営業所には営業の実態がなく、バスはそれまでと同様に吉見町内の車庫を使用していた。また、虚偽登録した3人については一般旅客自動車運送事業の許可を有しておらず、白バス営業だったこともわかった。

警察では逮捕された社長が虚偽登録の見返りとして現金を受け取っていたとみており、実態把握のために逮捕した5人を厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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