マグナ2005年業績…売上高過去最高

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国際的な自動車サプライヤーのマグナ・インターナショナル(本拠:カナダ、オンタリオ州)は、2005年12月31日締めの2005年通期の業績を発表した。売上高は228億ドルで過去最高となった。

売上高は、前年対比10%増の228億ドル。これは、自動車OEM車両1台に占めるマグナ製品の平均金額が、対前年度比ベースで北米で17%、欧州で11%増加したことを反映している。

05年度の自動車生産台数は、昨年同期と比べ、北米はほぼ横ばい、欧州では約4%減少した。2005年度のマグナの完成車両受託組み立て台数は前年と比べ1%増加したが、原価の安いものが増えたことの影響で、売上は、前年の45億ドルから41億ドルと、約8%の減少となった。

営業利益は9億4200万ドル(前年度は11億ドル)、純利益は6億3900万ドル(前年度は6億7600万ドル)だった。

06年度のマグナは、全体の売上高は220億ドルから233億ドルと予測する。同年の普通自動車の生産台数を、北米で約1580万台、欧州で約1580万台という予測を前提とする。

06年の、車両1台中のマグナ製品の平均採用金額は、北米で750−780ドル、欧州で300−325ドルを見込む。また欧州での完成車両受託組立の売上高は33億−36億ドルとなる見通し。06年通年での利益率(特別損益を除く)は約5%と見込んでいる。対前年で2006年は収益の増加を見込んでいる。

マグナは世界で最も多角的な自動車サプライヤーであり、自動車システム、アセンブリ、モジュール、および部品を設計、開発、製造し、完成車体の開発および組み立てを行い、主に北米、ヨーロッパ、アジア、南米で、自動車や小型トラックのOEM向けに販売している。22カ国に222の生産拠点と58カ所の製品開発エンジニアリングセンターをもつ。

《高木啓》

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