「会いたくて」逆走、検問突破、170km/h!!

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9日午後、大分県大分市の国道10号で、逆走を行っていた乗用車が信号無視や検問突破を繰り返しながら、制限速度を大幅に上回る速度で大分空港まで逃走する事件が起きた。警察では31歳の女を道路交通法違反の現行犯で逮捕している。

大分県警・別府署によると、事件が起きたのは9日の午後1時50分ごろ。大分市生石付近の国道10号を走行していたクルマの運転者から警察に対し、「逆走しているクルマがいる」との通報が寄せられた。これを受けた同署が庁舎前に検問を設置したが、逆走車は警察官の停止命令を無視し、100km/h近い猛スピードでこれを突破した。

待機していた同署のパトカーなど、18台の車両で追跡を行ったが、乗用車は信号無視を繰り返しながら逃走を続けた。途中の大分空港道路では制限速度を大幅に超過する170km/hにも達するなどした。

クルマは発見現場から約50km離れた武蔵町糸原付近の大分空港まで逃走。空港ターミナル前でクルマを放置し、到着ロビー方面に走って逃げようとしたが追跡した警官に取り押さえられ、道交法違反(信号無視)の現行犯で逮捕された。逃走の最中には暴走のかぎりを尽くしたものの、幸いにも事故に巻き込まれたクルマなどはなかった。

逮捕されたのは大分市内に在住する31歳の女で、警察の調べに対しては「好きな人に会いたかったら急いだ」などと供述しているという。ただし、女が誰と会おうとしていたのかは判明しておらず、警察では当日大分を訪れる有名タレントなどがいなかったかを含め、調べを進めている。

《石田真一》

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