本田財団、理工系学生を対象の助成制度スタート…第一弾はベトナム

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本田財団は、アジアの理工系学生を対象とした新規の助成事業『Honda Young Engineer and Scientist's Award』(YES奨励賞)を立ち上げ、4月からベトナムで事業を開始する。

これからの科学技術と産業の発展を支える若者にエールを送り、将来のリーダー育成を支援するのが狙い。プログラムの詳細は国情に合わせ定め、現地の機関や大学とも連携し定常的に進める。初年度は、教育への関心が高く経済発展も著しいベトナムで開始し、今後は毎年新たに1カ国ずつ加え、当面3カ国程度で事業の定着を目指す。

今年からベトナムで立ち上げるプログラムは、国内の大学の理工系学部に学ぶ応募学生の中から厳選し、最優秀の10人を年に一度表彰、褒賞金として一人あたり3000ドルと副賞を授与する。その後、受賞者が日本の大学院に留学をする場合、新たに一人1万ドルを奨励金として支給する。この二段構成の褒賞は、これまでにないユニークな制度で、大学関係者の注目を集めているとしている。

ベトナムでの助成事業には、ベトナム政府科学技術関係機関とホンダ・ベトナム・カンパニー・リミテッドが協賛する。4月からハノイ市内に専用事務所を開設し、両者は協力して募集などの実務を支援する。

本田財団は来年2007年には財団の創設から30周年を迎える。これを記念し、財団の創設以来の事業目的をいっそう強化するため、従来の『本田賞』と『国際シンポジウム』に加え、今回創設する『YES奨励賞』を第三の柱としてスタートさせる。

《レスポンス編集部》

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