スマートついにアメリカで正式販売へ

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販売権を巡ってZAPとダイムラークライスラーとの間で訴訟騒ぎまで起きていたスマートだが、ようやく決着がつき、正式な販売も近いことが明らかになった。

スマートは当初北米向けに4人乗りバージョンを投入する計画だったがなかなか進まず、そのうちにカリフォルニア州にある小型車専門メーカーであるZAPが独自に輸入モデルを米国安全基準に改造する技術を発表、予約販売を始めた。これにスマートが噛み付き、販売停止を求める騒ぎとなっていた。

しかしカナダではすでに2人乗りスマートがある程度の販売実績を上げており、4人乗りにこだわる意味が薄れた上、ZAPの予約も好調。このため、ついにスマート側が占有技術の委譲、という形でZAPによるアメリカ国内販売を認める形となった。

ドイツからアメリカへのスマート輸入を請け負うのは、カリフォルニア州のG&K社となる。つまり、G&Kによる正規輸入車をZAPが国内向けに改造し、スマートのディーラー網で販売、という形となる。

スマートはディーラーに対し、テクニカルサポートなどの教育を行い、アメリカで販売されるスマートが同社の了承の元で改造されたものであることを徹底する。また、スマートではZAPが改造を行った、登録済みの車体登録番号以外のスマート、つまり個人輸入のものに関してはサービスを提供しない。

ZAPではすでに9000台を超えるスマートのバックオーダーが入っているとしている。長くかかった販売前のいざこざはようやく落ち着き、アメリカでスマートが正式に販売される日は近そうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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