「積めるだけ積め」…過積載を指示した運送会社幹部

自動車 社会 社会

静岡県警は13日、運転手に対して過積載を行うように命じていたとして、名鉄運輸・浜松支店で支店長職にある44歳の男と、副支店長職にある59歳の男を道路交通法違反(使用者義務違反)容疑で逮捕した。

会社として過積載を命じていた可能性も高く、警察では余罪についても調べを進める方針だ。

静岡県警・高速隊によると、この2人は今年1月26日、同支店に運転手として勤務する36歳の男に対し、3トン積みトラックに約7トンの積載を行うように命じていた疑いがもたれている。

運転手は東名高速・袋井インターチェンジで同隊が行っていた過積載摘発を目的とした検問で摘発を受け、この際の取り調べで「会社から積めるだけ積んでこいと指示されていた」と会社の命令だったことを供述。警察も「大手運送会社であり、過積載が運転手個人の判断だったとは考えにくい」として、会社の関与について調べを進めていた。

警察ではこのような指示が日常的に行われていた可能性が高いとみて、2人を厳しく追及。過積載の実態について調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  4. スズキ『エブリイJリミテッド』に対応、軽キャンピングカーキット発売…ブレイズ
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る