「06年度は興味深い年になる」と日産のゴーン社長

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「06年度は興味深い年になる」と日産のゴーン社長
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日産自動車のカルロス・ゴーン社長は20日、日産ディーゼル工業の株式売却に関する記者会見で、06年度の日産の見通しについて触れ、「興味深い年になるだろう」と語った。

というのは、ゴーン社長によると、06年度上期は05年度と変わらないが、下期はきわめて強力な半期になるためだ。「北米市場で新車攻勢をかけ、来月開かれるニューヨークモーターショーで、06年度発表予定の『アルティマ』、『セントラ』、インフィニティ『G35』を披露する。06年度の下期は私どもにとって力強い年になり、07年度もそれは続く」とゴーン社長。

このように話はもっぱら米国市場についてで、ホームグランドである日本市場については触れることはなかった。その日本市場では日産は苦戦しており、昨年10月から前年同月に比べ大きく販売台数を落としている。06年1月、2月を見ても、それぞれ11.1%減、7.5%減という状況だ。

その状態が続くとなれば、日産の国内事業はさらに厳しくなることになる。そんな日産にとって、今回の日産ディーゼル株の売却益はいい“臨時収入”になるのかもしれない。

《山田清志》

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