先代フォルクスワーゲン『パサート』では、W8エンジン搭載の4リットルモデルなど、より上級へのバリエーションがあったが、今回、国内導入されるのはエンジンタイプで、2リットルのNAとターボ、3.2リットルと3タイプとなった。
現在、本国では日本に加えてガソリンエンジンでは1.6リットル、ディーゼル(TDI)では1.9−2.0リットルで3タイプが用意されている。W8エンジンは導入2年目となる本国でもラインナップされていないが、今後、日本でもエンジンバリエーションは増えるのだろうか。
基本的には今後の予定としては公にされているものは現在、2.0リットルモデルだけのワゴン「ヴァリアント」に、3.2リットルV6エンジン搭載モデルが秋に登場するというものだけだ。
ただし、最近、日本でも注目される機会の多いディーゼルエンジンの導入についても期待がもてそうだ。フォルクスワーゲングループジャパンの梅野勉社長はTDIの導入について「導入を考えていないこともない」と語る。ただしディーゼルに悪いイメージを持つユーザーも少なくないため。「技術的なネックはないが、ネガティブなイメージなどの部分がある」と慎重な姿勢も見せる。