ニッパツは、27日開催の経営会議で、天木武彦専務執行役員が社長に昇格するトップ人事を内定したと発表した。6月29日開催の定時株主総会後の取締役会の選任を受けてから正式に就任する。
佐々木謙二社長は代表権を持つ会長となる。
佐々木社長は2000年に社長に就任、事業構造改革を経営課題に掲げ、事業基盤の強化に取り組んできた。2002年度から2004年度までの中期経営計画では、ほぼ1年前倒しで計画を達成するなど、業績は好調に推移している。同社では、今後自動車部品、情報通信機器部品をはじめとするグループ全体での事業発展には、トップの若返りが必要と判断、社長交代を決めたとしている。
新社長に就任する天木氏は、中央大商学部卒業後、ニッパツに入社、1994年に取締役、1998年に常務を経て、2003年に専務に就任した。62歳。