警察官にあこがれ…なりすましたマニアを逮捕

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神奈川県警は24日、捜査車両(覆面パトカー)の偽物をつくり、警察官になりすまして取り締まりを行っていたとして、横浜市緑区内に在住する27歳の男を有印公文書偽造容疑で逮捕した。この男は警察マニアで、警察官への強い憧れをもっていたという。

神奈川県警・緑署によると、この男は2005年9月ごろ、横浜市旭区内の国道16号で覆面パトカーと同様に改造した乗用車を制服警官を模した姿で運転。その際に交通トラブルを起こした相手に対して「警察本部だ、何を煽っているんだ」などと職務質問を行った疑いがもたれている。クルマにはサイレンや赤色灯も装備されていた。

車両によるパトロールは通常2人1組で行動するが、これが1人だったことを不審に思った相手方が警察に問い合わせたことで、偽パトカーと偽警官の出没が発覚。

その後の調べで27歳の男が容疑に絡んだと断定。警察手帳を偽装した有印公文書偽造や、覆面パトカーと同様に車両を改造した道路運送車両法違反(届け出義務違反)、取り締まりの際に警察官を名乗った軽犯罪法違反(官名詐称)容疑で逮捕した。警察手帳の偽造で有印公文書偽造と判断するのは全国初のケースとなる。

男はいわゆる警察マニアで、自宅からはインターネットオークションなどで買い集めた制服類なども多数発見、押収されている。調べに対して男は「警察官に憧れ、採用試験を受けたが落ちてしまった。その憧れをあきらめることができず、警察官に扮していた」などと話しているという。

《石田真一》

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