25日夕方、静岡県浜松市内の市道で、路上駐車していた普通トラックが無人のまま下り坂を滑走し、前方を歩いていた女性をはねる事故が起きた。女性は近くの病院に収容されたが、頭などを強打して間もなく死亡していてる。
静岡県警・浜北署によると、事故が起きたのは25日の午後4時55分ごろ。浜松市内野台付近の市道で、下り坂に路上駐車していた普通トラックが無人のまま滑走。約35m先を歩いていた68歳の女性をはねた。トラックはさらに120mほど暴走し、民家のコンクリート壁に衝突してようやく停止した。女性は近くの病院に収容されたが、頭などを強打しており、事故から約1時間後に死亡した。
警察ではトラックを所有する58歳の男性から業務上過失致死容疑で事情を聞いているが、男性は「近くのスーパーマーケットのATMコーナーに立ち寄るため、エンジンを切り、サイドブレーキを掛けて駐車した」など話しているという。
男性はトラックが滑走を始めたことにまったく気づいていなかったことから、警察ではサイドブレーキが甘く掛かっていた可能性なども視野に入れ、車両の検証を進める方針だ。
