定員外乗車の軽自動車、タクシーと衝突

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3月27日深夜、大阪府東大阪市内で、信号無視を行ったとしてパトカーに追跡されていた軽自動車がタクシーと出会い頭に衝突する事故が起きた。軽自動車には定員を超える7人が乗車しており、このクルマの3人とタクシー運転手が重軽傷を負っている。

大阪府警・布施署によると、事故が起きたのは3月27日の午後11時55分ごろ。東大阪市岸田堂南町付近の府道をパトロールしていた同署のパトカーが信号無視を行って走り去る軽自動車を発見。停止を命じたが、クルマはこれ無視したために追跡を開始した。

クルマは直後に幅員の狭い路地に逃げ込むなどしたため、パトカーは一時見失ったが、100mほど離れた交差点でタクシーと出会い頭に衝突する事故を起こした。

双方のクルマは大破し、軽自動車に乗っていた7人のうち、16歳と15歳の少女が頭の骨を折る重傷。1人が打撲などの軽傷、タクシーを運転していた65歳の男性も左手首の骨を折る重傷を負い、近くの病院に収容されている。警察では逃げた軽自動車を運転していた20歳の男を道路交通法違反(信号無視)の容疑で逮捕している。

この軽自動車の定員は4人だが、後部座席を取り外すなどして荷室部分を広げ、ここに男女5人が“体育座り”のような状態で乗車していた。ケガをした3人はいずれもこの部分にいたとみられている。

調べに対して男は「信号無視をしたところをパトカーに見られたし、7人も乗っていたので逃げた」などと供述している。警察では今後、業務上過失傷害や定員外乗車、整備不良などでも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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