トヨタの国内ラインで、上塗り工程に水性塗装の導入を完了

エコカー 燃費

トヨタ自動車は、元町工場の自動車ボディ塗装ラインの上塗り工程に、環境への負荷の少ない水性塗料を導入したと発表した。

これにより、1999年8月に高岡工場から開始したボディ塗装上塗り工程への水性塗料導入を、トヨタの国内9ライン全てについて完了した。

この結果、ボディ塗装ラインから排出される揮発性有機化合物の塗装面積当たり重量は、全ボディ塗装ライン平均値で、2000年度の55g/mから45%削減し、30g/mを実現した。トヨタは第3次「トヨタ環境取組プラン(2001−2005年度)」で2005年度に「全ボディ塗装ライン平均VOC排出量35g/m以下」目標としており、これを達成した。

トヨタでは、大気汚染や健康への影響が懸念されている浮遊粒子状物質や光化学オキシダントの生成原因物質の一つである揮発性有機化合物の削減活動に積極的に取り組んできており、自動車生産工程における主要な揮発性有機化合物排出源の塗装工程では、有機溶剤系塗料から水性塗料への原材料変更を推進している。

第4次「トヨタ環境取組プラン(2006−2010年度)」で、「全ボディ塗装ライン平均揮発性有機化合物排出量25g/m以下」を掲げており、現在、ボディ塗装中塗り工程およびバンパー塗装ラインへのへの水性塗料の導入も展開中だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
  3. 名車復活! ホンダ『CB1000F』11月14日発売が決定、価格は139万7000円から
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. 米倉涼子と覚醒剤オトコとヤナセの関係---『FRIDAY』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る