燃費が250マイル/ガロンを達成したクルマに巨額の賞金を支払う、という「Xプライズ」が話題となったが、米連邦政府下院では現在「Hプライズ」と呼ばれるプロジェクトに総額1億ドルの賞金をかけることを検討中だという。
Hはハイドロジェンを指し、水素燃料を使ったクルマや発電システムの普及が目的だ。
Hプライズは10年プロジェクトで、水素燃料プロダクト、ストレージ、販売技術などを開発する企業に対し年間100万ドルずつが支払われる。また、水素燃料のクルマを生産するメーカーに対しては400万ドルの賞金が支払われる。
このHプライズ計画は、「外国の石油に頼らないでエネルギーの自立を」と訴えるブッシュ政権の肝いりで、実現の可能性がかなり高いという。