遮断機作動の踏切に突進、京王線が脱線

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5日夜、東京都世田谷区内の京王電鉄・京王線の踏切で、遮断機の動作している踏切へ強引に進入してきた乗用車と普通列車が衝突する事故が起きた。衝突によってクルマが大破して運転者は死亡。列車も1両目が脱線し、乗客4人が打撲などの軽傷で病院に収容されている。

警視庁・北沢署によると、事故が起きたのは5日の午後9時30分ごろ。世田谷区松原1丁目付近の京王線・明大前−代田橋駅間の踏切で、遮断機が作動した後に踏切内に進入してきた乗用車と、8両編成の普通列車(新宿発、京王八王子行き)が衝突した。クルマは列車の先頭車に激突し、さらには線路脇に立つ架線柱と電車との間に挟まれて大破。電車は1両目が脱線し、2両目も傾く状態となった。

電車には多数の乗客がいたが、このうち4人が打撲などの症状を訴え、近くの病院に収容されている。その他の乗客にはケガは無かったとみられる。脱線によって京王線は翌6日未明まで新宿−調布間で運転を見合わせたため、代替の移動手段を求める客で京王線各駅は一時騒然とした。

クルマはレンタカーで、21歳の女性が運転していたとみられるが、この女性は病院に収容された後に死亡が確認されている。目撃者の話によると、クルマは遮断機が作動した踏切に向かって突っ込んだということで、警察では事件と事故の両面から調べを進めている。

《石田真一》

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