トラック運転手の休憩中飲酒を会社は把握しているか

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兵庫県警は7日、今月3日に加古川市内の山陽自動車道で飲酒起因の事故を起こした運転手が勤務する鹿児島県日置市内の運送会社について、「職務に就いている運転手の飲酒を黙認していた疑いがある」として、この会社の家宅捜索を実施した。

兵庫県警・高速隊によると、この事故は3日の午後10時40分ごろに発生している。加古川市平荘町の山陽自動車道上り線で、渋滞中の車列に大型トラックが突っ込み、車両5台が関係する多重衝突事故に発展した。トラックを運転していた49歳の男からは、呼気1リットルあたり0.5ミリグラムのアルコール分を検出。仮眠を取るためにパーキングエリアで缶ビールを飲んでいたことを認めたため、業務上過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕している。

男はこれまでの調べに対して、「以前からも仮眠を取るため、焼酎やビールを飲んでいた」などと供述。男の飲酒は常態化しているとみられ、このことは会社が把握していた可能性も高いと判断。家宅捜索を実施した。

7日に行われた捜索では運転手の勤務実態を調べるため、勤務日誌や運行記録簿などを押収している。今後は道交法違反(使用者義務違反)容疑で関係者から事情を聞き、休憩中の飲酒を把握していたかどうかについても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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