神戸空港にRVが強行侵入

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8日午前、兵庫県神戸市中央区にある神戸空港の制限区域内にRVが強行侵入し、駐機場などを縦横無尽に走り回る事件が起きた。運転していた28歳の男はすぐに逮捕されたが、一時はタキシング中の航空機まで約20mのところまで高速度で接近するなど、大事故につながる可能性もあった。

兵庫県警・神戸水上署、国土交通省・神戸空港出張所によると、事件が起きたのは8日の午前9時20分ごろ。神戸市中央区神戸空港にある神戸空港で、旅客ターミナル西側付近の道路を走っていたRVが急ハンドルを切り、金網フェンス(高さ約2m)に体当たりしてこれをなぎ倒し、空港の制限区域内に強行侵入した。

RVはその内側にあるもうひとつのフェンスも破壊し、駐機場(エプロン)に侵入。急発進やスピンターンなどを約5分間に渡って繰り広げた。当時この駐機場には離陸前のスカイマークエアラインズ機が滑走路までのタキシング準備のために停止していたが、RVは機体から約20mの位置まで接近。動き出した機体と一時競争するような挙動も見られた。

RVはその後、ターミナルビルの空港管理事務所近くで停車。運転していた28歳の男は駆けつけた空港職員や子警備員に「どう帰ったらええんや」などと問いかけたが、その場で身柄を拘束。通報を受けて駆けつけた警察官に建造物侵入の現行犯で逮捕されている。警察の調べに対し、男は「沖縄に行きたかった」など、意味不明の言葉を繰り返しているという。

フェンスには破壊された際に警報を鳴らすセンサーが取りつけられていたが、実はこのフェンス自体は車両の強行侵入を防ぐことを前提としたものではなく、あくまでも人の流入を妨げる程度のものだった。また、警報が鳴るものの、近くに職員や警備員は配置されておらず、今回のような強行侵入には全く対処できなかった。

《石田真一》

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