横転したトラックに後続車2台が突っ込む

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10日未明、熊本県宇城市内の九州自動車道下り線で、中央分離帯に衝突する単独事故を起こして横転した普通トラックに対し、後続の大型トラックと乗用車が時間を置いて追突した。この事故で最初に横転したトラックの運転手が意識不明の重体となった。

熊本県警・高速隊によると、事故が起きたのは10日の午前2時10分ごろ。宇城市松橋町付近の九州自動車道下り線で、24歳の男性が運転する普通トラックが中央分離帯に衝突。弾みで横転して滑走していたところに後続の大型トラックが追突した。2台のトラックは追越車線を塞ぐような状態で停止していたが、約10分後に後続の乗用車がこれに追突。車両3台が関係する多重衝突となった。

この事故によって3台の車両は大破。特に1台目の普通トラックの損傷は大きく、運転していた男性は頭部強打で意識不明の重体。2台目の大型トラックを運転していた58歳の男性と、3台目の乗用車を運転していた26歳の男性は軽傷だった。

現場は緩やかなカーブとなっているが、事故当時はかなり強い雨が降り、路面が滑りやすくなっていたとみられる。警察では最初に単独事故を起こしたトラックがハンドル操作を誤り、速度を保ったまま衝突したものとみて調べを進めている。

《石田真一》

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