横浜ゴムは13日、2006年3月末までに、国内全8生産事業所で廃棄物の埋立処分量をゼロにする完全ゼロエミッションを達成したと発表した。当初2007年3月末の達成を計画していたが、昨年秋開催の環境保護推進会議で1年前倒しを決議、取り組みを急いできた。
横浜ゴムは、2001年4月から廃棄物の埋立処分量を発生量の1%未満にするゼロエミッション活動に取り組み、2005年3月までに国内全生産事業所でゼロエミッションを達成していた。その後引き続き完全ゼロエミッションを目指し、すでに2005年9月までに3生産事業所で実現していた。
完全ゼロエミッションに向けては、処理困難物として最後まで埋立処分を行っていた硫黄、硫黄の混じった汚泥、タルク(滑石:鉱物の一種)の混じったゴム屑について、より詳細な分別やリサイクル先の開拓などを進めた。
横浜ゴムは、さらに今年度から2010年度末達成を目標に“リサイクル率100%”に向けた活動を開始した。