「進路を間違え」高速道路本線でバック

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北陸鉄道は11日、同社の子会社にあたる北鉄金沢中央バスの運行する貸切車両が、群馬県藤岡市内の関越自動車道下り線で分岐点を行きすぎ、乗客を乗せたまま約4mバックするという不祥事を起こしていたことを明らかにした。

同社によると、トラブルが起きたのは3月15日の午前0時すぎ。東京ディズニーランドから福井県福井市内に向かっていた北鉄金沢中央バスの運行する貸切バスが藤岡市岡之郷付近の関越自動車道下り線・藤岡ジャンクションに差し掛かった際、本来向かうべき上信越自動車道方面には入らず、そのまま関越道方面に進んでしまった。

61歳の男性運転手はこのミスに気がつき、すぐにバスを停止させたが、分岐点から約4m行き過ぎた地点でようやく止まった。運転手は後方に注意しながらバスをバックさせ、約3分後に上信越道方面に向かったという。

運転手は会社に戻った後にこの事実を報告したが、北鉄金沢中央バスは重大な事態だとは受け止めず、国土交通省への報告を怠っていた。しかし、ツアーを企画した旅行会社に対して乗客から問い合わせが行われたことから北陸鉄道が調査を開始。その結果、本線上でのバックと、報告の怠りが明らかになった。

北陸鉄道では近日中に国土交通省に対して事実を報告する方針だ。

《石田真一》

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