京都府警は12日、自動車用品販売店からカーナビを脅し取ろうとしたとして、30歳の暴力団員の男を恐喝未遂の容疑で逮捕した。男は容疑を否認しており、警察では余罪を含めて追及する方針だ。
京都府警・伏見署によると、この男は3月9日の午前0時ごろ、京都市伏見区横大路芝生付近にある自動車用品販売店を訪れ、店長をはじめとした10人の従業員を集めて「接客態度が悪い」などとクレームを付けた。
男は自分に対する詫びとして、クルマにカーナビを付けるように要求。店員がこれを拒否したため、それから約3時間に渡って店内に居座り続けたという。男は捨てゼリフを残して最終的には立ち去ったが、店に乗りつけたクルマのナンバーや、防犯カメラの映像から特定。恐喝未遂容疑での逮捕に踏み切った。
調べに対して男は容疑を否認しているが、これ以外にも同様のやり取りを行い、物品を脅し取っている可能性も高いとみて余罪を厳しく追及する方針だ。