テレビドラマを見て証拠隠滅の手立て思いつく

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警視庁は14日、ひき逃げ事件に使われたクルマに放火して証拠隠滅を図ったとして、東京都足立区内に住む17歳の少年3人を暴力行為法違反容疑で逮捕するとともに、このうち1人については窃盗容疑でも逮捕した。3人は容疑を大筋で認めている。

警視庁・少年事件課によると、問題の事件は2月6日に発生している。足立区千住付近の区道を自転車で走行していた51歳の男性が、後方から走ってきた軽自動車と接触。右足を打撲する軽傷を負った。クルマはそのまま現場から逃走したが、男性がクルマのナンバーを記憶していたことから、警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

ところがこのクルマは2月12日未明、栃木県宇都宮市長岡町付近の雑木林で炎上。クルマは全焼し、付近の樹木など約40平方メートルにも延焼した。クルマは約35m上から崖下に転落しており、車内には消火器を噴射した疑いのあることから、警察では何者かがひき逃げの証拠隠滅を図ったものとみて所有者などから事情を聞いていた。

この結果としてクルマを譲り受けた17歳の少年3人の存在が浮上。任意で調べた結果、容疑への関与が確認できたとして逮捕している。同じクルマは2月10日にも別の当て逃げ事故を起こしていた。

警察の調べに対して3人は「テレビドラマでやっていた方法を使って証拠隠滅した」などと話しており、証拠隠滅の動機については「自分たちの近くまで警察の捜査が及んでいることを知り、クルマを早急に処分する必要があると思った」と供述している。

《石田真一》

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